イチイ

●イチイ(Taxus cuspidata Siebold et Zucc.)
イチイ科イチイ属

・葉の形 針形
・葉のはえ方 はね状
・葉縁 全縁
・花期 3~4月
・雌雄異株

●学業や商売などで一位となるといわれるような、縁起のいい植木として好んで植えられている。
耐暑性・耐寒性があり、積雪にも耐えるため降雪地帯の植栽にも盛んに利用される。
放任しても樹形が整うため自然樹形のままでも十分庭木に利用できるが、萌芽力が強く刈り込みにも向いていることから円柱形に整えたり生垣に利用されたりすることも多い。
日向が好ましいが、耐陰性に優れ日陰でも育つ。

北海道~九州に自生。庭木や生垣、公園樹に用いられる。

葉身長1.5~3cmで、二列に水平に並ぶ。先端は鋭く尖るが、葉先に触れても痛みを感じるほどではない。
葉はやや厚みがあり、表面は暗緑色、裏面は淡緑色で2本の気孔帯があるがあまり目立たない。
赤く熟した仮種皮は可食だが、種子は有毒。

低木~高木で、1~20mになる。樹皮は赤みを帯びることがあり、縦に裂けて剥がれる。
耐寒性・耐陰性が強く、成長は極めて遅い。

飛騨の位山のイチイの木から、高官の使う笏を作ったことから名付けられたとされる。

本種の変種であるキャラボク(Taxus cuspidata Siebold et Zucc. var. nana Hort. ex Rehder)は、葉が不規則にらせん状につく。