アカマツ

●アカマツ(Pinus densiflora Siebold et Zucc.)
マツ科マツ属

・葉の形 針形
・葉のはえ方 束生
・花期 4.5月

●クロマツと並んで、庭園の主役となる木のひとつ。クロマツよりも柔らかく優しい印象を与える。
乾燥地ややせ地など栄養が少ない土地でも育つ一方で、耐潮性は低く塩害に弱い。
また煙害にも弱く、都市部において排気ガスが当たるなどの場所への植栽は向かない。
クロマツ同様に手入れをしないと、密集した枝の内部が枯れて樹形を崩してしまうことがある。

北海道~九州の冷温帯~暖温帯に分布。山地の特に尾根筋によく見られる。
尾根のような日当たりが良く栄養が少ない場所や、岩場のようなほかの樹木が生育できないようなやせた土地に先駆的に生育する。
アカマツ林には、マツタケが発生することで知られているが、発生にはアカマツが植栽されてから20年程度の時間が必要とされる。
クロマツに比べて、柔らかくしなやかな印象があることから「メマツ(雌松)」と呼ばれる。(クロマツは「オマツ(雄松)」と呼ばれる。)

二葉性で、葉身長は6~12cm。
雌雄同株で、春に楕円形の花を咲かせる。

高木で、5~3mになる。
樹皮は赤みを帯び、成長すると亀甲状に割れる。

同じ二葉性の松であるクロマツ(Pinus thunbergii Parl.)は、以下の点で見分けられる。
・樹皮
アカマツ-赤褐色、クロマツ-黒灰色
・冬芽
アカマツ-赤い、クロマツ-白い
・葉
アカマツ-短く、柔らかい。握ってみてもあまり痛く感じない、クロマツ-長く、硬い。握るとチクチクと痛い。
・自生地
アカマツ-内陸、山地に多い、クロマツ-海岸沿いに多い。